九九の覚え方・教え方:無料プリントで進める6週間プラン
1日10分で九九をマスターするステップ別プラン。覚えやすい順番、9の段や6〜8の段のコツ、ゲーム、無料で印刷できる九九プリントをご紹介します。
九九を暗記していることは、小学校で身につけられる最も役に立つ力のひとつです。あとで習う分数、わり算、面積、暗算がぐっと楽になります。うれしいことに、何時間も詰め込む必要はありません。正しい順番で、1日10分だけ集中して取り組めば、ほとんどの子が約6週間で九九(10 × 10まで)を覚えられます。
ここでは、家庭でできるシンプルなプランをご紹介します。各ステップに合わせて、無料で印刷できる九九プリントも使えます。
はじめる前に:かけ算の意味を理解しよう
暗記は、3 × 4が「3つのグループが4つ」という意味だと分かっているときに、いちばん身につきます。まずは1〜2日、レゴブロック、ボタン、ぶどうなど身近なもので「同じ数のグループ」を作ってみましょう。「車4台なら、タイヤは何個?」と聞いて、グループごとに数えさせます。同じ数ずつのまとまりという考え方が分かれば、九九の答えがしっかり定着します。
九九を覚えるのにいちばんいい順番
1の段、2の段、3の段…と順番に進めなくてもだいじょうぶです。やさしい段から始めると、そこで覚えた式は、むずかしい段にも出てきます(2 × 7は7 × 2と同じ答えです)。
- 10、2、5の段:規則がはっきりしています(一の位が0、偶数、一の位が0か5)。
- 1の段と11の段:ほとんど覚えるまでもありません。
- 4の段と3の段:4の段は2の段を2回ばいにしたもの。3の段は新しく覚える式が少しだけです。
- 9の段:有名なコツがあります(下を見てください)。
- 6、7、8の段:ここまで来ると、新しく覚える式は数えるほどです。
入れ替え(3 × 8 = 8 × 3)のおかげで、実際に覚える式は100個ではなく、約36個です。
1日10分、6週間プラン
1週目:2、5、10の段
歩きながら、階段をのぼりながら、2ずつ、5ずつ、10ずつ声に出して数えます。そのあと1日1枚、短いプリントに挑戦。2、5、10の段のかけ算を10問選びましょう。
2週目:3の段と4の段を加える
4の段は「2倍して、もう一度2倍」と教えます。4 × 6は、6の2倍で12、そのまた2倍で24。1〜5の段で、引き続き10問ずつ進めます。
3週目:9の段のコツ
子どもが大好きなコツが2つあります。ひとつめは、答えの十の位は「かける数より1小さい数」になること。もうひとつは、答えの2つの数字をたすと必ず9になることです(9 × 7 = 63、6 + 3 = 9)。指を使う方法もあります。両手の指を10本立てて、左から7本目を折ると、折った指の左に6本、右に3本。答えは63です。
4週目:6、7、8の段
ここまで来ると、新しい式は6 × 6、6 × 7、6 × 8、7 × 7、7 × 8、8 × 8だけです。付箋に書いて、家のあちこちに貼りましょう。いちばんむずかしい式には語呂合わせが役立ちます。「ご・ろく・しち・はち、56は7 × 8」と覚えます。
5週目:ぜんぶ混ぜる
1〜10のすべての段に切り替えて、20問に挑戦します。1枚ごとに時間をはかり、前回の記録を更新できるか試してみましょう。ただし、競争相手は自分自身だけにします。
6週目:わり算とスピード
かけ算の式は、すべてわり算の式でもあります。6 × 7 = 42なら、42 ÷ 7 = 6です。わり算プリントも混ぜて、しっかり定着させましょう。余裕があれば、12の段まで進んでもかまいません。
本当に効果のある九九ゲーム
- 九九スピード勝負:トランプを2枚めくり、先に積(かけ算の答え)を言えた人がカードをもらえます。
- 車クイズ:赤い車を見つけるたび、または信号に止まるたびに1問出します。
- ボールなげ:ボールをキャッチボールしながら、3ずつ、4ずつ、6ずつ数えていきます。
- 先生になろう:子どもが親にテストを出します。わざと間違えて、子どもに見つけてもらいましょう。
よくある失敗
- 一度に詰め込みすぎる。新しい段は一度にひとつだけ。すでに覚えた段と混ぜて練習します。
- 長すぎる練習時間。日曜日に1時間やるより、毎日10分のほうが効果的です。
- となえるだけで終わる。「にいちがに、ににんがし…」と唱えるのは第一歩ですが、順番をばらばらにしても答えられるようにする必要があります。
- プレッシャーをかける。速さだけでなく、やり方をほめましょう(「2倍を使えたね!」)。
無料で印刷できる九九プリント
Kidsarioの算数プリントメーカーは、開くたびに新しいプリントを作るので、お子さんが式ではなくプリントの並びを覚えてしまうことがありません。段(2・5・10、1〜5、1〜10、1〜12)と問題数を選び、「答えのページをつける」にチェックを入れれば、自分で答え合わせもできます。
よくある質問
九九は何歳までに覚えればいいですか?
日本では小学2年生で九九を習うのが一般的です。海外のカリキュラムでは、2・5・10の段を7歳ごろに習い、9〜10歳ごろまでに10〜12の段までをすらすら言えることを目標にしています。
九九をいちばん早く覚える方法は?
順番を工夫して、短い練習を毎日続けることです。まず10・2・5の段、次に3と4、そして9、最後に6・7・8の段へ。コツやゲームを使い、すでに覚えた段もいつも混ぜて練習しましょう。
いちばんむずかしい段は?
ほとんどの子にとって7の段と8の段、とくに7 × 8、6 × 7、6 × 8です。この3つは少し多めに練習しましょう。